|
白桜学院とは一応「夢ノ宮市」に存在する超巨大総合学院です。
学院を大きく分けると幼等部・初等部、普通科中等部、普通科高等部、女子高等部、女子歌劇・演劇科中・高等部、総合大学部・大学院、統合軍認定統合軍士官大学校、そして学院運営理事会と学院敷地内商店街にわけられるでしょう。
え? 理事会まではわかるが、敷地内商店街とはなにかですか?
実は、白桜学院は驚くほどの広さを有しています。まさに一つの街が入るほどの広さです。学院内中央に鉄道が走り、「白桜学院中央駅」というものまであり、さらにその駅周辺は、学院関係者の生活地域となっており、当然、その便宜上から商店街が造られているわけです。学院はその私有地を一部の商業店舗に借与しているわけです。
さて、では、それぞれについて、そしてそれらに関連する施設、名物人やよく起こる現象などなどを詳しく解説していくとしましょう。
☆夢ノ宮共通設定
★白桜学院創設の由来
白桜学院は近年創設された超巨大総合学校です。
その創設者は「白桜院創司(ハクオウイン・ソウジ)」という人物です。
若くして、没落寸前の華族であった白桜院家を、世界的大企業「竜ノ宮グループ」と手を結ぶことで、一気に立て直し、かつて別荘地としてあった土地と竜ノ宮グループの援助を受けつつその周辺の土地を買い取り、この巨大学院を創設してしまいました。
しかし彼は創設してまもなく不慮の事故にて亡くなってします。
その後は彼の妻であった「白桜院神楽(ハクオウイン・カグラ)」が理事長として、この学院を成長させ、現在の「白桜学院」を育て上げました。
一般に理事長というと年老いた人物を想像してしまいますが、白桜院神楽女史は穏やかな雰囲気ではあるものの妙齢の美女です。まだ30半ばでで、子供も二人、この学院の初等部に入学させています。もっとも、人は見た目で判断できないもので、実は彼女は古剣武術を伝える家柄の生まれで、その剣術、特に薙刀術では、学院でも右に出るものはないだろうといわれるほどの人物です。余談ですが統合軍の「将斗神楽准将」とは従姉妹に当たる関係です。
ともかく、白桜学院は竜ノ宮グループのバックアップを受け、夢ノ宮市の発展とともに超巨大学院として、完成されました。
★学内施設
各学部ごとにそれぞれ敷地が分けられ、それぞれに校舎、運動施設、実験施設や実習室が存在します。学内は非常に広いため、当然各学部を行き来する事は少ないわけです。とはいえ、あまりに特殊な施設などは複数存在させられません。そういう施設は、主として、学院中心部近くにつくられるか、大学部の方の中心部よりの地区に作られています。
ただし、一部学部地区には一般生徒の立入が禁止されています。女子高等部と女子歌劇・演劇科中・高等部、それに統合軍士官大学校の地区です。 女子高等部と女子歌劇・演劇科中・高等部敷地は女生徒のみ、見学を名目に入ることができますが、男子生徒は一切侵入禁止とされています。
士官大学校は、特別な解放日をのぞいて、統合軍関係者以外、立入禁止が原則となっています。これは軍事機密事項の問題からであるため、かなり厳しく統括されています。
★創一郎記念大図書館
学院中央部地域にある大図書館です。恐ろしく膨大な量の蔵書が管理されており、うわさでは存在しないはずの書物までも存在すると言われています。
記念の由来はこの学院創設者の祖父である「白桜院創一郎」の個人的蔵書を最初に収めていた倉を整理し、その倉を取りつぶして大図書館を建設し、倉にあった蔵書も大図書館に寄贈したことからつけられたもの。
学院生徒でなくても、学院からの利用許可さえあれば利用できます。
管理は学院司書官たちと各学部学生の図書委員たちとが行っています。
★幼等部・初等部
いわゆる幼稚園と小学校ですね。
生徒会は初等部生徒会が幼等部も管理しています。各学校行事も幼等部から初等部までだいたい一緒に行われます。
また、才能が豊かな生徒は、飛び級や大学部カリキュラムを受けることもできます。
初等部内でも高学年になると普通科の他、歌劇・演劇科、魔術科、特殊技術科等々、特別なクラスも存在します。
★中等部・高等部
中学校と高等学校ですね。ですが、中等部からは完全に選択カリキュラム制となっています。各学年の必修カリキュラムというものが存在し、それらは必ず修得しなければなりませんが、基本的にいろいろなカリキュラムを自分で選択し、修得していくことになります。
一応先の分け方で普通科と言っていましたが、実際は初等部同様、普通科の他、魔術科や特殊技術科などのクラスも存在します。もっとも、それらのクラスと普通科との違いは必修カリキュラムの差にすぎないので、あまり意味はありません。
むろん、優秀な生徒は飛び級や大学部カリキュラムの受講などが認められています。
★女子高等部
女子高等部は先の高等部とは全く異なり、どちらかというと、普通の女子校といえます。
選択カリキュラム制ではなく、厳格なカリキュラムで生徒は教育を受けています。
どちらかといえば、花嫁修業の学校といえますね。もっとも、ここを卒業した生徒が普通の花嫁といえる存在かどうかわかりませんが。
★女子歌劇・演劇科中・高等部
白桜学院の中でも特に特殊な学部でしょう。
普通科や女子高等部とはまったく異なります。
この学部は女性のみで構成される有名な白桜歌劇団の訓練学校なのです。
この学部では他の学部の制服とは別に、白桜歌劇団の団員服をベースとした制服が採用されています。
この学部の学生は白桜歌劇団の女優を目指す娘ばかりではなく、脚本家や演出家、歌劇音楽の演奏家、作曲家や指揮者、その他、白桜歌劇団の構成員となるべく勉学にいそしむのです。
そして卒業後、多くは白桜歌劇団に入団し、女優となったものたちはサクラジェンヌと呼ばれ、他の演出家や演奏家たちも一流の歌劇団の一員として、世界を舞台に各地へと興業に行くことになるのです。
★総合大学部・大学院
総合大学部はまさに、ほぼすべての学部学科を有しているほどの大学校です。
各学部ごとに必要とされる最高の研究施設が用意されており、国際的にも最高の総合研究機関といえるところです。
ここの卒業生はまさに最高の人材といえるため、各企業や国家から引く手あまたといったところです。
特に竜ノ宮グループはこの学校への出資から、様々な人材を他の企業体より早い目に勧誘して、人材確保しているようです。
★統合軍認定統合軍士官大学校
この学部は、白桜学院の中でも特に特殊な学部です。
統合軍とは、元々は宇宙を各国のなわばり抗争から解き放ち、地球全体として開発や研究を行えるようにするため、国連の決議によって作られた「宇宙統合管理機構」が母体となり、派生したもので、「宇宙統合管理機構」自体は、残念なことに国際間のいざこざから自然分解されてしまいました。が、崩壊前にそれらを母体として「宇宙統合軍」が組織され、そしてなんということか、宇宙を完全制圧してしまったのです。
以来、宇宙開発はスイスに中枢部がある「統合軍」の管轄下におかれ、宇宙への制宙権も完全に統合軍の手で管理されるようになりました。彼ら「統合軍」は、いかなる国家にも属さず、あくまで宇宙空間の開発・研究の管理とその防衛を行う組織として、完全に独立してしまったのです。
その後、宇宙開発は彼らの管理下において進み、実験的なスペースコロニーや、現在では宇宙と地上とをつなぐ、軌道エレベーターの建設とめざましい発展を見せています。むろん、いまなお、特に先進各国とはいざこざが絶えないようではありますが。
そんな彼ら、統合軍は、その所属となることを選んだ時点で、国籍とそれに付随するすべての権利を失い、母国を失い、言うなれば「統合軍」が国籍となり、生きていくこととなります。統合軍は宇宙に関係する施設に関してもその権利を有すると主張し、少なくとも、いくつかの地上拠点を持っていますが、基本的に地上ではスイスにある中枢部以外、まともに生活できるところはごく限られています。夢ノ宮市には軌道エレベーター近接都市として、また軌道エレベーター建設の母港都市として、統合軍の駐屯施設があります。そこで、彼ら統合軍からの要請と交渉の結果、この白桜学院内に統合軍の士官学校が創設されることになったのです。
そんなわけで、統合軍士官大学校は統合軍管轄下にあるため、白桜学院においても特殊な、全く別の学校といえるのかもしれません。
とはいえ、白桜学院の一部には違いないため、その管理・運営は白桜学院に任せられ、校風や校則といったものは白桜学院に準じています。
ただし、その制服は白桜学院の制服ではなく、統合軍士官服をベースとした制服でありますが。
|